━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本生産管理学会関西支部 メールマガジン
第15号 2022.12.21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【目次】
【1】関西支部工場見学会実施報告
【2】第57回全国大会のお知らせ
【3】支部メンバーコラム (大阪経済法科大学 経営学部 岡村 俊一郎先生)
【4】各研究会(全国・支部)の活動
【5】他支部、他学会、その他関連講演・講習会等の案内
【6】その他お知らせ・ご連絡
♪==♪==♪==♪==♪==♪==♪
大阪学院大学の葛西です。
12月も下旬となり、一気に寒さが増してきました。気が付いたらもう今年も終わりを迎えようとしています。コロナ禍3回目の年末年始。街中のイルミネーションやディスプレイに以前のような活気を感じる一方、未だマスクを手放せない状況に、ソーシャルディスタンスや個食に見られる個別対応=カスタマイゼーションへの対応が、必須の状況になってきていると感じます。
先日、あるオーダーメイドのパターン・メイド・シャツ生産工場に見学をさせていただく機会を得ました。色・柄・デザイン・サイズ、一点一点異なるものでありながら、生産はすべて各部品・各単工程を受け持つ従業員が、規定通りにミシンをかけていくだけで、オーダー通りの製品ができる仕組みを構築していました。日々数百枚のオーダーを間違いなく作る。従業員は個々のオーダーの内容を意識せずとも、淡々と自工程の作業をこなすことで実現しています。マニュアル化と標準化の賜物です。しかし同時にこの会社では、徹底した品質管理の下、どんな小さな汚れやほつれも見逃さず、完璧な製品のみを提供しています。デフレで安価なシャツが市場を席巻する中、わざわざオーダーシャツを注文してくださったお客様に感謝し、完全に満足していただくことを追求するその姿勢に、従業員一人一人の職人気質を感じました。この姿勢こそが、これからのものづくりに不可欠なのではないか、そんな思いで帰路に着きました。
年末年始は過去を振り返り、未来に思いを馳せる機会でもあります。お身体には十分お気を付けいただき、充実した時間をお過ごしください。
※本来ですと年内に支部総会を持たなければなりませんが、諸事情で年明けになります。詳細決定後、別途ご案内させていただきます。日程が遅れましたことお詫び申し上げます。
では、続きは添付にてご確認ください。
よろしくお願いいたします。
発行担当:葛西 eriko.kasai@ogu.ac.jp
jspm-kansaiml15