<メンバー>
研究部会長兼主査:石島 隆
委員:市村靖治,岡田勇雄,桶 哲治
<研究目的・主旨>
Society 5.0の世界では,サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムの利用により,ユーザの利便性の拡大が期待される。一方で,サイバー空間とフィジカル空間を融合させたサプライチェーンの拡大は,トラスト確保の困難性とサイバー攻撃の機会の増大をもたらす。本研究部会では,サイバーフィジカルシステムにおけるトラスト確保の方法を検討し,また,そのためにデータ分析をどのように活用できるのかを検討する。
<研究計画・方法>
サイバーフィジカルシステムのユースケースを調査し,サプライチェーンにおけるトラスト確保のための種々の方法について検討を行う。また,トラスト確保のためのデータ分析の手法についても検討を行う。
【サイバー時代の情報処理プロセス】
<活動実績>
(活動期間:2023年1月~12月)
研究内容:サイバーフィジカルシステムに対するシステム監査を見据えて改訂されたシステム監査基準・システム管理基準について研究を行った。
研究成果及び公表:第58回全国大会において,「システム監査基準」及び「システム管理基準」の改訂の意義をテーマとして研究発表を行った。
(活動期間:2024年1月~12月)
研究内容:サイバーフィジカルシステムのトラストの確保のためのデータ分析に関連して,会計データの標準化及びAIに関する監査の動向の研究を行い,データ分析による不正会計の兆候の検出の研究に繋げた。
研究成果及び公表:財務データ及び非財務データの分析に基づき,第59回全国大会において「不正会計事例に関する財務データの分析」,第60回全国大会において「我が国上場企業の不正会計の兆候の分析」をテーマとして研究発表を行った。
キーワード:#Society 5.0,#トラスト,#情報品質,#サプライチェーンのセキュリティ
以 上